Glen in Japan Keynote日本語字幕
https://www.youtube.com/watch?v=h1rccL0zKOQ
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さて、Pluralityプロジェクトについてお話しします
これは、プロジェクトを実現させている人々の一部です
世界中からこの共通のプロジェクトを
築いているコミュニティです。
中央にそれを象徴するシンボル⿻があります。
あちらの壁にも展示されてましたね。
Pluralityという言葉は、中国語の「數位」に由来しており、
台湾では「複数」と「デジタル」の意味を持ちます。
英語の「Plurality」という言葉は、
この技術(デジタル)と社会哲学(多元性)の結びつきを
英語に翻訳する試みです。
このシンボルはUnicode文字でもあります
なのでPluralityを表す絵文字として使えます。
それは重なる四角形⿻です。
詳細を見ると、1つは円、もう1つは四角で、
それらが角の丸い四角形を生み出しています。
Pluralityは、異なる背景の人々が協力することによって、
美、進歩、成長を生み出すというアイデアです。
これらの人々が誰なのかはお伝えしませんが、
おそらく一部の方は既に認識されているでしょうし、
今後数年で他の人々も認識されることでしょう。
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Pluralityは、多くの国で技術と民主主義が衝突しそうな
コースにあるという事実への対処です。
という話はあちこちで聞かれます。
引き起こしているからです。
同時に、テックワールドの多くの人々もまた
と感じていることを認識することが重要です。
彼らは、政府が特定のテクノロジーの開発を、
規制し、制約し、禁止することに焦点を当て、
民主主義政府はかつては技術開発に投資していたのに、
国家の技術開発の国民所得に対する割合は大幅に減少している
これは専制国家が巨大な都市を建設したり、
自動運転車を開発したりと、
未来を積極的に考えているのはと対照的です。
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2つの主要イデオロギーがこの原因を
それら2つのビジョンは
政治的ビジョンと技術的ビジョンの両方だ
などの人々と関連付けられている
個人を中心に置いたビジョンで
技術によって社会組織を回避し、分解し、
信頼をアルゴリズムで置き換えるビジョンです。
彼らのお気に入りのテクノロジーは、
暗号技術(Crypto)など、
一連のプライバシー志向の技術です。
これは史上最高のストラテジーゲームです。
このゲームには三種類の未来の政府があり、
その用語を議論に使っています。
これは巨大な機械を作り、すべてのことを代わりにやらせ、
みんなでパーティーを楽しむというビジョンです。
私が大学に通っていた頃、生徒会長に立候補した男がいた。
彼は楽しく盛り上げ、アルコールを流し続け、
面倒な仕事は別のやつにやらせるって言ったんだ
これは分断なんだ。
みんなで楽しくやって、機械がそれを管理するみたいな。
しかし、私たちは、別のイデオロギー、
別のビジョンがあると考えています。
民主主義と調和するものです。
インターネットやパソコンのような
テクノロジーの根底にあるものだ
哲学のように言語化されている。
テクノロジーの未来を考えるとき、
私たちはこうしたもの(SF)を思い浮かべ、
その結果、人々はそれを作り上げてきた。
これが民主主義とテクノロジーの間の
対立につながっています。
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しかし、そうじゃない場所があります。(台湾のこと)
それはここからあまり遠くない島です。
民主主義とテクノロジーが手を組み、
テクノロジーの発展を前進させた場所です。
それを使って、COVID19への対応で世界最高の実績を上げ、
技術集約的な経済成長を遂げた
その結果、長期にわたって不平等が縮小し、
所得に占める資本の割合が減少した。
民間セクターは政府をハッキングし、
政府のサービスの品質を持続的に向上させている。
政府は事後的に追従し、協力する。
(デマによる)情報環境の汚染に対処する上で、
彼らは世界最高のパフォーマンスを見せている。
大規模な敵対勢力による情報環境の汚染に
一般市民を巻き込み、対処している。
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これは、私の共同研究者であるオードリー・タンと
多くの人々によって実現されました。
彼女は世界で初めてのトランスジェンダーの大臣であり
2021年1月6日のアメリカ合衆国の議事堂は3時間占領された。
国にとっていかに衝撃だったことか。
台湾の人々はその100倍以上、3週間も国立議会を占拠した。
台湾政府ににどれほどの衝撃を与えたでしょうか。
彼らは技術的ツールを使って合意を築く方法を見つけた。
解決策を明確にし、対立する党に採択させた。
その後、対立する党はこの運動の人々を政府のメンターとして
招聘し、彼女は国のデジタル大臣となりました。
これが社会変革、社会的コンセンサスだ。
技術的ツールを使えば、衝撃の瞬間から
社会的コンセンサスを築くことができる。
彼女は現場で懸命にこれらのことに取り組んできた。
そして彼女はこれを言語化しようとしている。
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彼女は散文よりも詩を書くことが多い。
これが彼女の仕事内容だ。
「モノのインターネット(Internet of Things)」を見たら、
それを「智慧のインターネット」にしましょう。
「仮想現実(Virtual Reality)」を見たら、
それを「現実(Reality)の共有」にしましょう。
「機械学習(Machine Learning)」を見たら、
それを「協調(Collaborative)した学習」にしましょう。
「ユーザーエクスペリエンス」を見たら、
「他人との間の体験共有」にしましょう。
そして、シンギュラリティが近いと聞くたびに、
Plurality(協働的多様性)がここにあることを思い出しましょう。
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行動は素晴らしいし、詩も素晴らしいですが、
人々には文章も必要です。
手に取って読むことができる具体的なもの、
それを使って何かをする、構築する、
拡張することができるものが必要です。
そのため、私たちは世界中の数百人の人々と一緒に
この本を執筆しています。
Plurality: 協力するためのテクノロジーと民主主義の未来、
3月にデジタル版が完成予定であり
そこにいるAkinoriやコミュニティの人々の素晴らしい仕事のおかげで、多くの章がすでに世界中に提供されています
6月には繁体字と簡体字の中国語版と英語版が発売されます。
そして、皆さんの協力を得て、日本語版もその後間もなく発売されることを期待しています。
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それでは、Pluralityとは何か。
その定義は、社会的な違いを越えた協力を促進するテクノロジーです。
これは、スター・トレックからのアイデアに
非常にインスパイアされています。
バルカン人の哲学にオードリーが非常に共感している。
「無限の多様性を無限の組み合わせで」だ。
「すべての真実、美しさ、進歩は、
異なるものが結びつくことから生まれる」
これは三角形が円と結びついて
光のダイヤモンドを生み出すことで象徴されています。
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もう少し細かく説明すると、
このアイデアは、3人の偉大な思想家から来ている
まず、20世紀の偉大な哲学者の一人である
「Plurality」という言葉を使用しました。
世界は多様で交差する社会的なグループから成り立っており、個人や社会全体ではないというアイデアを表現するために。
社会を考えることが本質的に重要なんだ。
孤立した個人や社会全体としてではなく。
昨日論文がジャーナル・オブ・デモクラシーに掲載されていた
彼女は、アーレントのアイデアから出発して、
政治哲学の基本的なアイデアを提案しました。それは...
社会を前進させるエンジンは、
社会的多様性を通じた協力であり、
多様性がそのエンジンの燃料
これにはエネルギーがどのように機能するかという点で
熱力学とよく似ている。
油やウランなどの物質はなぜ強力なのか?
低エントロピーの状態にあるからです。
エネルギーを持っているからではありません。
すべてが非常に高温なら、多くのエネルギーがあるが、
強力ではありません。
エネルギーに仕事をさせるには、
熱いところと、冷たいところに分離する必要があるのです。
何かが反応したいけれども、それを反応させず、
反応を制御するのです。
もちろん危険な場合もあります
ウランは核分裂し、爆発する可能性がありますし、
油は爆発して燃えることもあります。
しかし、だから強力な作業に燃料を供給できます。
社会的多様性も同じです。
多様性は、紛争、戦争、極端な対立を生むこともあるが、
新しいものを生み出し、イノベーションや進歩、
成長をもたらすこともできるのです。
それがダニエル・アレンが提唱した考え方だ
私たちはどう政治を組織するか考えないといけない、
もちろん爆発を避ける必要はあるが、
それ以上に社会的多様性を進歩に活用するためにだ。
最後に、オードリーが2016年に述べたことは、
デジタルテクノロジーの中心的な役割は、
効率的で安全な未来の多様性のエンジンを
構築することだということです。
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それをどのように実現するのか
基本的なアイデアは民主主義が機能する方法と
オペレーティングシステムが機能する方法との間の
類似性を利用することだ
自由民主主義の背後にある基本的なアイデアは、
人々が持つ基本的な権利があるということで、
これが民主主義が存在するための条件です。
個々の人々という概念がなければ、投票ができません。
人々が個別の存在でないと投票はできないのです。
投票は人数を数えることですから。
したがって、人格と人の尊重の概念が必要です。
そうでなければ、民主主義は存在できません。
人々がグループや政党、団体を形成し、
共同で行動することができないと、
民主主義は成り立たないのです。
民主主義は基本的な権利に基づいており、同様に、
コンピュータのすべてのアプリケーションは、
オペレーティングシステムに依存しています。
共通の基礎となるコードと前提条件だ。
アプリケーションはそれらの上に造られ、
それらを利用して構築されます。
インターネットのことを考えてみよう。
インターネットはオペレーティングシステムと
権利の概念の完璧な融合である。
これは、アフォーダンスの基盤です。
デジタル世界での私たちのすべての
社会的相互作用が依存している基盤だ。
しかし、これまでのところ、コミュニケーションプロトコルやパケットスイッチング、ハイパーテキストなどに限られている。
(J.C.R.Lickliderら)インターネットの創設者たちは、
民主主義と多様性に力を与える様々な要素を
包括するプロトコルを考えていました。
アイデンティティ、プライバシーと結社、財産と契約、
オンライン世界での資産の共有、商取引、支払いなど、
すべてです。
デジタル時代において異なる人々の協力を可能にする基盤は、
もっと野心的なインターネットプロトコルによって作られる。
共有可能で相互運用性のあるオープンなプロトコルを構築し、
それによってより豊かな財産権を可能にします。
現在のインターネットの基盤に組み込まれているものよりも。
その基盤の上に、違いを超えた協力の
幅広いアプリケーションを構築することができる。
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違いを超えた協力には、トレードオフが内在しています。
協力が深まるほど到達できる人々が少なくなる。
最も豊かで深いつながりを持つのは、
自分と似ている少数の人々である。
他方で、最も多くの人々の心に届くものは、
最も薄い、最も基本的な協力の形である。
ご覧のように、現在、スペクトラムがある。
一方には親密さがあり、他方には資本主義がある。
資本主義は、地球上のほとんどすべての人とつながっている。
しかし、非常に浅い関係だ。
つまりお金や商業的な関係です。
一方、親密さは非常に深いものであるが、
通常、親密な関係に参加するのはわずかな人々です。
参加する人々の数と、
共有する情報の豊かさの関係を考えるよう。
資本主義では、ドルの量だ。円の量だ。
だから、情報はスカラーなんだ。
投票は、さまざまな物事や組織に対する
意見のベクトルだ。
そして、法律のような構造化された言語や、
会話での自然言語がある。
それから、映画を見ているような感覚的な没入感がある。
パーティーにいる時には多感覚的な没入感がある。
そして、深部感覚、自分の内部の感覚があります。
目を閉じて腕を伸ばすと、腕が伸びていることがわかる。
視覚、嗅覚、味覚ではない、自分自身の内部の感覚です。
親密な関係では、これを誰かと共有し始める。
Pluralityは、このトレードオフを後退させる。
より深く、より広く共有できるようにする。
そのトレードオフを縮小することで、例えば、私たち全員が望んでいるような会話を、より多くの人とできるようにしたり、
社会的な関係を考慮した市場を持てるようにしたり、
親密な関係は、ブレイン・コンピューター・インターフェイスを使ってテレパシーで感覚共有する関係になる。
つまり、ソーシャル・テクノロジーからブレイン・コンピューター・インターフェイス、AIに至るまで、
すべての種類のテクノロジーは、
このスペクトル上の異なる点である。
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私たちは、さまざまな領域を変革できると考えています。
これまで民主主義について話してきましたが、
公共セクターだけでなく、人生のあらゆる部分に関係します。
職場において、リモートワークが
私たちをチームに強力に結びつける方法、
企業を階層的にしないで人々がネットワークを形成し、
異なる方法で協力できるようにする方法、
それからメディアを再構想すること、
異なる人々と共感するための強力な方法を持つこと、
人々を分断するのではなく
結びつけるためのメディアへの資金提供方法、
環境に関すること、健康に関すること、
エネルギーシステムに関すること、教育と学習に関すること、
これらすべての領域で、
テクノロジーが変革に役立つと考えています。
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それを実現するためには、インターネットを構築するために
使用された教訓を活用する必要があります。
私たちは、私企業を技術の進歩のエンジンと考えがちですが、
インターネットは政府の支援、市民と学術部門の関与、
大きくスケールする役割は私企業が協力しました。ただし、
私企業だけが全体の課題を駆動しているわけではありません。
台湾でのAudreyの取り組み(W3CでのDID標準化)のように、
デジタル省が国をまたいだデジタルな公共インフラ構築に
協力するなど、政府のサポートと連携が可能です。
また、バイデン副大統領の最高顧問の1人だった
Tomicah Tillemannは、私たちが行っている
政策問題に関する章を執筆しており、
同時に彼は米国のFrank McCourtによる分散型プロジェクト
「Liberty」の最大の慈善活動の1つを主導していると
発表されました。
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そして、すべてのセクターからの人々が参加し、
貢献する必要があります。
アカデミー賞受賞のドキュメンタリー映画監督が、
私たちと一緒に台湾に来週行って、
オードリー・タンの生涯についての映画を制作し、
この物語を世界中の人々に届ける予定です。
世界中の立法者が意思決定や問題解決のために
二次投票(Quadratic Voting)を導入している。
このようなアイデアを使用して憲法を起草している
テクノロジー企業もあります。
この問題に取り組む学者もいます。
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そしてこの本自体が参加型の方法で執筆されており、
多くの方々に参加していただきたいと思います。
これはオープンな公共の本で、著作権はありません。
誰でもコミュニティの一部となることができます。
すべての貢献は、DAOのように正式にクレジットされる。
お金ではなく、コミュニティ通貨でクレジットされ、
プロジェクトを統治し、制御することができます。
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「Plural Management Protocol」と呼ぶものを使用します。
時間が限られているため、これはスキップします。
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私はベースとなるテキストや翻訳に
多くの人が参加してくれることを期待している。
日本語への翻訳はNishioがリードしている。
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これは本の中から様々なメカニズムを使用しています。
本のアイデアを示す方法として本を構築しています。
本の多くのアイデアは、本の構築方法を通じて説明されます。
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そして、皆さんが参加してくれることを願っています。
ウェブサイトへのリンクは、そのQRコードです。
ありがとうございます。